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鑑定士日記


昔は質屋は今よりもずっと身近なものでした。

特に文豪たちが質屋を使って、原稿料入るまでの間をしのいだりするエピソードは数多くあります。

中でも、「たけくらべ」などでお馴染み、5000円札のお札の絵柄でもある女流作家の樋口一葉。

彼女もまた質屋を利用して、生活をしていたそうです。

その時に通っていた東京文京区にある「旧伊勢屋質店」。今でも建物が残っていて、昨年3月跡見女子大学が購入し、保存されることが決定しました。

樋口一葉の生活を支えた質屋



画像引用:文京区サイト(http://www.city.bunkyo.lg.jp/bunka/kanko/spot/shiseki/iseya.html)

文京区のサイトによると


樋口一葉(1872~1896)が菊坂の家に住んでいたときから、生活が苦しくなるたびに通った質屋。
下谷区竜泉町に移ってからも通った。

一葉が亡くなったときの香典帳に、伊勢屋から香典が届けられたことが記されている。
伊勢屋は1860年の創立であった。


とのこと。
香典が届くほど、ひいきにしていた質屋さんだったんですね。

もともとこの建物は、国の登録有形文化財でした。しかし維持・管理が困難になった所有者が土地建物を売りに出し、存続が危ぶまれていたそうですが、文京区が大学の購入費の一部を補助することで保存が決まったそうです。

なくならなくて良かったです!

中も見学ができるように

現在は土日のみ一部内部を公開しているそうです。

お休みの時もあるので、確認は跡見学園女子大学にとのこと。

樋口一葉は24年という短い生涯のうち、約10年間を文京区で過ごしました。
邸宅跡、終焉の地も文京区内にあるので、一緒に回ってみるのもおすすめです。

昔ながらの質屋の建物や、当時の質屋の様子がわかるので個人的にも行ってみたい場所です。


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