まさかのニセモノと本物を比べるという、スゴイ記事の続き。高級時計PANERAIのニセモノを審美眼を養う研修用として、若手鑑定士の服部さんが挑戦中。ちなみに服部さんは初回では正解できませんでした。なにせ鑑定歴15年の人でも間違えるくらいの難問なのです。前回は刻印、歯車、ビス周りをチェックしました。今回は針の軸、ロゴ、ゼンマイをチェックします。
1・針の軸
まずはニセモノ。針の軸がへこみ針がギザギザになっています。
2・ロゴ
まずはニセモノ。PANERAI ロゴが角が丸くよれたりはみ出したりしています。
そして本物。PANERAIのロゴがカクカクで正確です。
3.ゼンマイ
ゼンマイ部分にも違いがあります。まずはニセモノ。ゼンマイの一部がぶつかって干渉しています。
本物はゼンマイがきれいに巻かれていますね。
いかがでしたか? 本当に細かい部分をよ~ーーくみないと違いはわかりません。それは本物の製造工程や特徴を隅々までわかっていないと見抜けないのですね。
世の中数ある名だたるブランド時計。しかもシリーズもおびただしいほどありますから相当大変。しかし「本物をとにかく見る」ことが大事なのだそう。本物をきちんと見ていると、違和感に気づけるようになるだそうです。
鑑定士のお仕事は経験の積み重ねなんですね。
それにしてもすごい研修を見せてもらいましたw