質屋がどんなものか馴染みのない方がほとんどだと思いますが、実は質屋は鎌倉時代からある、日本の金融業です。
その歴史については、大進洋行のサイトにも詳しくまとめてあります。
質屋の歴史 | 質屋の歴史 | 名古屋の質屋 大進洋行
さて、そんな質屋ですが、質預かり(質入れ)、買取をした商品はどうするのでしょうか。
店舗で販売するお店もありますし、販売していない大進洋行のような質屋はどうしているか気になりますよね。
質屋は金融業なので基本的に借金はできません。そのためすべて現金商売を行うものです。そのため資本以上のことはできないので、身の丈にあった商売しかできないはず。
ではどうやって利益を出して、商売を続けているのでしょうか。
大進洋行の代表、三輪さんに聞いてみました!
質屋はお品物を仕入れて高く売ることで利益が出る商売
当ブログでは、質預かりでは品物が担保でお金が借りられるので、主婦など現在仕事をしていない方でもお金が借りやすいというメリットをお伝えしました。
質屋の利益は、「質預かりの時の利息と買い取ったり質流れになった品物を、高値で売れるときに販売した差額」となるのだそうです。
そう聞くと、仕入れ(買取など)を安くしたほうが儲かるように思いませんか?
しかし大進洋行では預かりも買取も同額で行っています。つまり、仕入れをケチらないのです。他店では預かりのほうが、買取よりも価格が安くなる傾向にあるので、本当に大丈夫なのかとよく言われるのだとか。
大丈夫な理由は、お品物を市況を見極めて一番高値で売れるときに販売する自信があるから。仕入れを渋ればお客様も気持ちよくない。気持よくお品物をいただき、タイミングを逃さないようにすれば良いだけの話。
質屋に大事なことは、品物をいかに高値で販売できる売りどきを見逃さないかです。
そのタイミングを逃すと利益の幅は薄くなってしまいます。
なるほど。
市況を見る目に自信があるということなのですね。
質屋に大事なことは物の価値をきちんと見極められること
質屋で大事なことは、お客様からお預かりした商品をきちんと保管することもですが、きちんと価値を見極めることです。
市場のニーズを常に知っておくことと、鑑定力です。鑑定力を養うには、いいものをどれだけ見るかにかかっているのかです。
預かりや買取価格を渋ってしまうのは、市況を読む力を信じ切れないからでしょう。
他店の見積もりで納得行かないものがありましたら、いつでもお気軽に査定にお越しください!
鑑定力と市況を読む目に自信があるので、きっとご満足いただける価格をご提示できると思いますとのことです。
これはさっそく、家で使わない価値が高そうなものを持っていたらお試しで査定してみるのも、面白いかもしれません。